2022年に45歳ぐらいの人は、バブルの恩恵を受けることはなく、就活なんかも氷河期時代で苦労された方が多いのではないでしょうか。
そして今は定年が70歳ぐらいまで伸びそうだったり、一方で45歳定年制に引き下げの提言が騒がれたりとかで、一部のエリート以外の人にとっては、なかなか厳しい時代がやってきそうです。
そんな中、給料だけでは…、貯金だけではやっていけない。と投資が気になり出している人も多いのではないでしょうか。
このままでは、いったい何歳まで働かなければならないんだと。
でもリスクもあるし、いまさら投資を始めてもとか、何から始めれば良いのか判断がつかないという人も多いと思います。
今回の記事では45歳から投資を始めるには、私が高配当株を選んだ理由を3つ解説します。
そもそも株で儲けるにはどんなパターンがあるのか
株式投資。未経験の人にとっては何をやっているのか理解ができないかもしれません。
ここでは、株式投資で儲けるにはどんな方法があるのかに、焦点をあてて簡単にお伝えします。
・安く購入して、高く売って差額をもらう
例えば3,000円で株を購入して、その株が4,000円になった時に売り、その差額が儲けになります。
※別途、税金や手数料等がかかります。
・株主優待をもらう
企業によっては、その企業の株を持っていれば、株主に自社サービスの商品をプレゼントしてくれる仕組みがあります。
例えば、映画のチケットから食べ物までさまざまなものがあります。自分の好きな会社の株を購入して、さらに優待をもらうのも株式投資の楽しみ方のひとつです。
・配当金をもらう
企業によっては、持っている株に対して配当金を出してくれる仕組みがあります。
例えば、ある企業の株を100株持っていて、1株100円の配当金があれば、10,000円もらえることになります。
※別途、税金や手数料等がかかります。
今回は、この配当金をもらう株式投資について、その中でも配当金額が高い高配当株について、そのメリットを中心に解説していきます。
理由①毎月定期的に積み立てることで、リスクをおさえることができる
これは高配当株だけのことではなく、投資全般的に言えます。
45歳ともなると、家庭があったり、転職のハードルは高くなったりと、あまり極端な挑戦がしづらい環境ではないでしょうか。
投資にもさまざまな方法がありますが、例えば不動産投資だと基本借金をして投資をするので、失敗した時のリスクが、数百万数千万になることも珍しくありません。
若いうちならまだしも、今からそんなに大きなリスクを追うのは怖いですよね。
そんな中、高配当株に投資することは、かける金額にもよりますが、比較的リスクが低いものになります。
手持ちの資金を貯金ではなく、高配当株に移すという感覚です。これを時間をかけて、株の銘柄を分散して投資をすることでリスクを抑えます。
ドルコスト平均法と言って、株は価格が変動しますが、常に一定金額を、定期的に購入することで、高値つかみをしてしまうリスクを避けることができます。
プロの投資家でも完全に予測はできません。私たち素人ならなおのことで、それなら機械的にリスクを分散することが、精神的にも安定します。
また、一般的に高配当株というのは、年間で3%〜4%以上の利益が出るもののことを言います。
理由②高配当株投資は暴落時にも比較的精神を保つことができる
高配当株は株価の乱高下があっても、比較的、精神を保ちやすいです。
例えば持っている株が、100万円から70万円まで値下がりした。ということが株の世界では起こり得ます。
そんな時は、精神的に落ち込み、気になって日々の生活に悪い影響を与えるかもしれません。狼狽して、これ以上損をしないように慌てて売ったあと、また株価が上がったなんてことはよくあることです。
しかし、高配当株なら基本的には配当金が出ます。
1年通して配当金をもらうことを主目的とすれば、一時的な株価の上下が気にならなくなります。
そして上記で述べたドルコスト平均法で購入していたら、定期的に一定金額で購入している為、株価の暴落により、いつもと同じ金額でも、いつもより多くの株を買うことができます。
短期的に見ず、長期的に見ることで、精神的にも安定します。
良い生活をしたいがために投資を始めるのに、日々の生活で心配事が増えるのは避けたいところです。
仮に業績悪化で、株価が下がって配当金も無し(無配当)になるとダメージは大きいですが、世の中には何十年も無配当になっていない企業があるので、そういった企業を選ぶことでリスクを抑えることもできます。
日本では投資が一般的ではなく、ほとんどの人が投資について学ぶ機会がありません。
それだけに損失がでたときに限らず、儲かっているときでも、どこで利確するのか判断に迷います。
どんな心理で投資に臨むべきかに特化して書かれている「ゾーン」という本をおすすめします。
筆者はこの本を読んでからだいぶ平常心で、投資ができるようになりました。
理由③定期的な副収入となる
配当金は、毎年決まった月に振り込まれます。
年に2回とか4回というパターンが多いです。3月、6月、9月、12月といった感じで。
これと決めた銘柄に、少しづつ投資額を増やしていくことで毎月の配当収入が、月平均20万を越したという人もいます。
毎月20万円も配当金が入ってきたら、全然違った風景が見えそうです。
この「FIREを目指す人のための資産形成入門」の著者がその1人です。
この方の場合は、非常に若いうちからFIREを目指して徹底して努力されているので、年齢は違えど、非常に参考になる本でした。
毎月20万円とはいかずとも、ある程度安定して毎月3万円でも配当がもらえると、だいぶ人生が変わってくるのではないでしょうか。
高配当株式のデメリット
もちろん高配当株にもデメリットはあります。
配当金額が減ることがある
投資している企業の業績悪化等にて、「減配」といって、例えば今まで1株100円だった配当が、80円になるとか、「無配」といって0円になることさえあります。
配当金には税金がかかる
また配当金には税金が20.315%かかります。もし米国株なら米国内にて10%の税金がかかるので、複利効果が効きにくいです。
それなりの配当金を得るまで時間がかかる
そして、仮に毎月3万円の配当金を得るにも時間がかかります。利回りが4%だとした場合、約900万円の投資が必要です。
もし、900万を今持っていたとしても、一度に投資するのはリスクが高くなります。
リスク低減のためには、銘柄もそうですが時間的にも分散した方が良いので、どうしても時間がかかってしまいます。
もちろん結果的に、一度に900万入れた方が良い場合もありますので、悩ましいところですが。
まとめ
もっと若いうちに始めておけば良かった。こういう言葉をよく聞きます。でも、今日が1番若い日です。
むしろ日本だけで言えば、まだまだ投資をしている人の方が少ない状況です。今から始めようとするだけで、周りの人よりは早いのではないでしょうか。
投資をすることが正解かどうかは、やってみないことにはわかりませんが、将来が気になってこういうブログを読んだりして、考えた時間はムダにはならないと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※筆者は高配当株が、仕組みとして素晴らしいと思っていますが、先のことは誰にもわからないので、投資は自己責任でお願いします。
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