照明の購入を考えたとき、何を基準に選びますか。
見た目や、明るさ、メーカーの好みなどいろいろあると思いますが、この記事では、リセールバリューの高い照明という観点から解説します。
どうせ購入するなら、10年後20年後に使い捨てるのではなく、もっと愛おしくなって使い続けるか、あわよくば資産になる、リセールバリューの高い照明の方が良いと思いませんか。
筆者は家具好きで、この20年ぐらいで300万以上家具に費やしてきましたが今、自分で販売すれば同等かそれ以上の価値になっています。
デザイン家具が好きだったり、憧れはあるけど高くて買えないと思っている方におすすめの記事です。
リセールバリューの高い照明の定義
どんな照明がリセールバリューが高くなるのでしょうか。
資産価値がつくにはそれ相応の基準があります。
筆者の主観も入っていますが、20年以上見てきてだいたい価値が上がる基準が分かってきました。
下記3点の基準をクリアしていれば、価値が上がる可能性は高いです。
歴史のある照明メーカーであること
照明メーカーと言っても、数えきれないほど多数のメーカーがあります。
創立されたばかりの照明メーカーでも、もちろん価値が出る照明もあると思いますが、現時点では先のことは分かりません。
確実なのは30年、50年と続いているメーカーを選ぶことです。そういったメーカーならさまざまなトラブルにも対応してきており、当然ダメな商品は淘汰されていくからです。
代表的なデザイン照明メーカーだと、『ルイス・ポールセン:1874年創業』『フロス:1962年創業』『インゴ・マウラー:1960年半ば創業』あたりが有名です。
一方で、創立されたばかりの会社の照明でも、流行に踊らされたりではなく自分が本当に気に入ったモノであれば、購入すべきだと思います。
人生をいかに快適に過ごせるかが大切なので、そういう時は資産価値のことはあまり考える必要はないでしょう。
名の知れたデザイナーのデザインであること
やはり、有名デザイナーの照明の方が価値は上がりやすいです。有名になるということは、それなりに理由があります。
例えばポール・ヘニングセンというデザイナーのPH5(ルイス・ポールセン社)という照明があります。
名前を聞いたことがない方でも、下記の画像を見ると見たことがある!という方が多いのではないでしょうか。
目に光が直接当たると、人は不快感を覚えるのですが、この照明はどこから見ても、不快な光が当たらないようになっています。
またシェード(傘)の内側は、赤色や青色に塗装することで、人の目が不快感を感じ取りにくい光の色を強めています。
こんなところまでこだわっているのか…と、筆者が20年ほど前に真っ先に購入した照明でもあります。
発売して30年ぐらい経っていること
この基準が1番の鬼門です。
上記2つの基準を満たしていても、すぐに淘汰されるモノもあります。
しかし30年以上販売されている照明は、今後50年、100年経っても残る可能性が高いです。
先ほどの照明PH5(ピーエイチファイブと読みます)は1958年発売です。発売されて60年以上経っているのに、未だに普通に売られています。だったらさらに50年経っても残っていると思いませんか。
そしてその間に価格はずっと上がっています。筆者が購入した頃は6万円ぐらいでしたが、価格改定や機能の変化も加わって今や倍以上の価格になっています。
そしてメルカリ等で見ると、当時のものでも5−7万円ぐらいで販売されているので、非常にリセールバリューの高い照明です。
リセールバリュー以外のデザイン照明購入メリット
家で心地よく過ごせる
照明が変わると、昼でも見た目が変わりますが、夜の部屋の雰囲気は格段に変わります。
特に冬が長くて、太陽が昇らない極夜がある北欧の製品は、一日中家にいても快適に過ごせることを意識して作られていると思います。
先ほどのPH5も、だからあんなに目に優しい設計になっていたりで。
節約にもつながる
照明一つで部屋の雰囲気が変わると、家でカフェ気分になれます。特に照明の影響は大きい。
部屋の居心地が良いと、わざわざ外に出なくても満足してしまいます。結果、節約にもつながってほんといいことばかり。
デザイン照明が好きな人、こだわりのある人にはルイスポールセンの照明は本当におすすめです。
ただ、人気があるためリプロダクト(いわゆるニセモノ)も多いです。リプロでも結構な価格になるので、リセールバリューと、毎日目にすることを考えたら正規品がおすすめです。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事では、どうせ必要なモノを買うなら資産価値になるリセールバリューの高いモノにしよう。そうすることで、豊かな生活を送ることができるし、あわよくば儲けることもできるかもという視点で解説しました。
実用性のみを求めるなら、デザイン照明は適していないかもしれません。
全くデザインに興味がないなら実用性を求めた方が良いでしょう。
しかし、デザイン照明を少しでもいいなぁと思う感性があるなら、購入をおすすめします。
もし、価値が下がってしまっても好きな照明と共に暮らせたのならそれでいいのではないでしょうか。
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