ZOZOの創業者であり、宇宙に行ったことでも有名な前澤友作氏が新しいことを始めています。
それは「MZDAO」です。
2022年8月から始まり、初期メンバーはなんと現在約24万人。
10月2日より、メンバー募集再開・リファラル募集が始まりましたので、家族や友人から誘われている人も多いかもしれません。
筆者は初期メンバーなので体験してみて感じたことを、なるべくフラットにまとめてみました。
興味あるけど「ちょっと怖いな」と思ったり、参加するかどうか迷っている人、「怪しい。家族や友人がだまされている。何とかしなきゃ。」と思っている人、ぜひ読んでみてください。
この記事を読むことでMZDAO は何をしているのか、あなたが楽しめるのか、楽しめないのか、参加すべきか、参加するべきでないか分かります!
参加するつもりはないけれど、いったい何をやってるんだ?という人もぜひ!
MZDAOって何なの?読み方は?
MZDAOは前澤氏のイニシャルMZと「DAO」をくっつけた造語になります。
読み方は「エムズィーダオ」と読みます。
DAOに精通している人だと、前澤氏という主催者がいる時点でDAOではないのではないか?等、疑問に思われるかもしれません。
しかし、誰かが始めないと組織が始まらないという矛盾もありこれは致し方ないと思います。
そして、正確にはまだDAOではありません。
前澤氏が発起人となりみんなでDAOをしたいから、興味がある人は集まろう!という段階です。
もうある程度知ってるよ。募集再開を待ってた。という人は入会手続きのリンクを貼っておくので、下記をクリック!
そもそもDAOって何なの?
まず、DAOとは何なのかを説明すると、DAOとはDecentralized Autonomous Organizationの略で、自立分散型組織という意味です。
いきなり何をいっているのか分からないかもしれませんが、実はまだ定義自体があいまいです。
簡単に説明すると以下の例が挙げられます。
DAOは組織の一つです。
働き方が変わってくる可能性があるということと、今までの世の中は創業家だけが儲かる仕組みだったけれど、皆で利益を分配する世の中に変わるかもしれない組織が、DAOなんだなというぐらいの理解度で充分です。
そもそもDAO自体がまだ発展途上な分野なので、下手に定義づけしてしまうと、変な制限がかかってしまい良くないという考えもあります。
MZDAOって何をするの?
じゃあ、MZDAOはいったい何をするのか?ですが
結論から言うと、まだ決まっていません。
この、何をするのかというところから、意見を出し合い皆で検討していこうとしています。
現時点では、何をするかプロセスから参加してみて、うまくいくか、いかないかわからないけど、それを楽しもう!といったことをやろうとしています。
今わかっていることは、現在24万人のメンバーを100万人にして、今までにない新しいタイプの会社を立ち上げ、スケールの大きな事業を仕掛けていくコミュニティを目指すということです。
前澤氏の思いは、創業家だけが儲かる世の中から、DAOをきっかけにみんなで事業を起こして、みんなが儲かる世の中を作っていこうよ!といった感じでしょうか。
MZDAOで自分にできることはあるのか
と、ここまで読んでみて参加してみようかな?と迷っている人の中には、自分がいったい何ができるのか不安に思われる方もいるかもしれません。
まだ検討段階ですが、いろんなことにチャレンジしていくことになるんだろうなということは見えてきています。
先日はみんなでできる事業案を提出してみよう!という企画がありました。(やるやらないは自由です)
その事業提案は、16,648件の提案がありました。おそらく大半の人が「事業提案」なんて初めてやったのではないでしょうか。
これから前澤氏が10−20案ぐらいにしぼった後、みんなで投票し進めていくことになる流れです。
24万人もメンバーがいると、おそらく優秀な人はいくらでもいて、自分がなんの役に立てるかは分かりません。でも、いつか自分の得意分野の知識が役に立つことがあるかも。
自分の提案が通らなくても、何かを決める際は基本的にアンケートを取るので、意思表示することはできます。また、コメントで意見を伝えることもできます。
自分が何かを成し遂げた!という実感を得るのは難しいかもしれませんが、意志さえあれば何かはできます。
MZDAOのメリット・デメリット
DAOの定義はよく分からないし、MZDAOもまだこれからとなると何を基準に良いのか悪いのか判断したら良いのかがわかりにくいですよね。
MZDAOコミュニティのメリット、デメリットをまとめてみました。
MZDAOのメリット
- まだ世に出たばかりのDAOを体感できる(かも)
- よく分からないDAOについて理解が深まる(かも)
- 前澤氏の記事が読める(2日に1回ぐらいの更新)
- 前澤氏のさまざまな考え方に接することができる
- 事業の立ち上げ、成長の過程を共有できる(かも)
- 意思決定には都度、アンケート投票で参加できる
- 会社でもプライベートでもない、新たなコミュニティの場所ができる
- 事業が成功すればお金が入ってくる(かも)
- 前澤氏というバックがいる
(かも)が多いですが、やってみないとわからないことや、自ら積極的に体験しないとできないことが多い感覚です。
基本的に自由なので、積極的に時間をかけたくない人は何もしなくても咎められることはありません。
ただ、事業が成功したときの配分は深く関わった人と関わっていない人では変わってくることにはなりそうです。
最後に記載した「前澤氏というバックがいる」は期待しすぎてもいけませんが、アドバンテージは大きいです。自分1人ではできないことを前澤氏のバックボーンを借りてできるかもしれません。
そして、ノウハウを得たら自分でも始めることができたり、また自分の世界が広がるかもしれません。
人生は一度きり。迷うぐらいならやってみたいと思って、筆者は参加しています。
MZDAOのデメリット
- 毎月500円の参加費がかかる
- お金としては何も得られない可能性がある
- 事業が始まらない可能性すらある
- 事業が始まっても利益が出ない可能性がある
- 現在24万人ですが、仮に24億円の利益が出ても1人1万円にしかならない
- 世間には理解されない可能性が高い
- 人数が多すぎてあなたの意見は、誰の目にも止まらないかもしれない
- 基本アンケートで進めていくので、少数派意見は潰される
デメリットで思いつくことを羅列しました。
お金を得るというところまでのみちのりは、時間がかかる可能性が高いです。結局何も形にならなかったという結果もありえると思います。
参加費だけでなく、いろいろ提案したり、考えてみたりした時間もムダだったと思う人もいるかもしれません。
MZDAOに向いている人、向いていない人
始めに、こちらは筆者の主観です。
また、向いていないという人でも排他される環境ではないことはお伝えします。
筆者はMZDAOはおもしろい取り組みだと思っていますが、生理的に合わない人もいるかと思います。
MZDAOに参加して、いろんなコメントのやり取りをみていると、こういうコミュニティに向いている人と、向いていない人がいるということがわかってきました。
こちらを解説していきます。
新しいことに踏み込んでいくことにワクワクできるか、できないか
これが1番重要だと思います。かといってワクワクしなくても問題ない人が多いのも事実。
でも、何かよくわからないけれど、挑戦してみようという人はこのコミュニティをより楽しめるでしょう。
なにしろ今この世にいる人が体験したことない、新しい体験だらけなので。
毎月500円の参加費なら新しい体験として安いと思えるか、思えないか
参加費については500円もかかるの?という人と500円しかかからないの?という人に分かれると思います。
正直、すぐに利益を生むことは難しいとみています。もう2ヶ月で1,000円も払った、半年で3,000円も払ったのに1円も返ってこない!と怒りを感じる人には向いていないかもしれません。
もちろん怒りは感じても、参加したいという意志があるななら問題もないと思います。多様な意見を受け入れないと成り立たないコミュニティだと思うので。
ある程度、人に任せられるか、任せられないか
現時点ですら24万人。100万人を目指しているコミュニティなので、全部に自分が関わることができません。
意思を示す機会は常に設けられますが、自分の意志が通るとは限りません。
その時は、「やりたい人に進めてもらおう。」ぐらいの気持ちがちょうど良いと感じています。
事業立ち上げの過程を楽しめるか、楽しめないか
このMZDAOは今後どうなるか誰にも分かりません。おそらく前澤氏ですら分かりません。
だからこそ、この事業として成り立つかどうかを楽しめるか楽しめないかが重要になってきます。
ただ、事業が成功したときのお金だけ欲しい。だと、現時点で儲かる道筋は全く見えていないので、楽しくないと思います。
でも、可能性があります。その可能性を宝くじのように楽しめる人にはおもしろい企画ではないでしょうか。
他人が評価されたときに一緒に喜べるか、喜べないか
これだけの人数がいると、どの分野でも自分よりすごい人がいる可能性があります。
自分が認められるほどすごいのであればまだ良いのですが、「自分も同じアイデア言ってたのに!」とか「自分のアイデアより劣っているのに!」とか思う日が来るかもしれません。
そんな時でも、「タイミングもあるよね、一緒にやっていくぞ。」と思えるのであれば楽しいでしょう。
また、「すごい人がいるんだな自分にはとてもできないけれど、できることを手伝おう。」と思えるようだとなお楽しめると思います。
自分と違う意見を容認できるか、できないか
例え10人のチームでも違う意見は出てきます。
それが仮に100万人とかになったら、いや24万人の今ですらそれはもう。。
皆の意見を聞きながら進めていくのがDAOの良いところですが、多数決で進めていくことが多くなります。
そして多数決はマイノリティを潰す方法でもあります。
その時に、全体の意思をどれだけ尊重できるかで、楽しめる楽しめないが別れてきます。
筆者もMZDAOの多数決で、自分の意見と反対の方向に進んだ案件があります。「これはよくない方向にいく」と思いました。
しかし、これはこれで良かったのかもと思いました。反対の気持ちで見ていましたが、おそらくどちらでも良い悪いはあります。
全員が正しい、納得するなんてことはない。
これを理解して、じゃあこの中でどう進めるか考えられる方が楽しいのではないでしょうか。これは生きていく上の全てで言えるのではないかと感じています。
前澤氏の今までの行動や理念にある程度共感できるか、できないか
これはそのうちに変わってくるかもしれません。
しかし現時点で、前澤氏が嫌いならMZDAOは難しいかもしれません。
良くも悪くも現時点では、前澤氏が中心です。
前澤氏が皆の意見を取り上げる役目をせざるを得ないため、どうしても前澤氏の理念や哲学は入ってきます。
皆の意見を聞くといっても、何万と意見があるので取り上げてもらえないことだって多々あります。このどうしようもない偏りにはある程度共感できないと参加しない方が良いかもしれません。
参加費はいったい何に使われているのか?
皆で払っている参加費500円の使用用途が気になる人は多いのではないでしょうか。
24万人参加としても、毎月1億2千万円が入ってくる計算で、10月時点では3億円ほど入ってきています。
そして現時点では、使い道はMZDAOコミュティの運営費に使われているということは明示されていますが、詳細は開示されていません。
筆者は仕事で少し関係がある部分なので、感覚的にではありますが費用感がなんとなくわかります。
アプリの開発費だけでも数億円、皆の要望に応えるために都度システムを変更したりするのにも数千万かかっていると推測されます。(すごくざっくりです)
全員違う皆のアイコンをデザインしてもらうだけでも。。
ですので、おそらく現時点では前澤氏はマイナスです。
しかし、そのマイナスを請求されていませんし、かりに事業が失敗しても請求されない。となっています。
毎月500円のリスクで、「この壮大なチャレンジに参加できる。」と思うか、「毎月1億円も搾取されている。」と思うかは、人それぞれでしょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参加を迷われている方の、何らかの判断の材料になれば幸いです。
本当に世の中にはいろんな人がいます。びっくりするぐらい考え方が違う人もいます。
そんなたくさんの人たちと関われるだけでも、自分の視野が広がったように感じました。
もし、上述のメリットに魅力を感じ、デメリットをデメリットと思わず、自分が向いているなと思ったら、楽しめると思います。
もしこのブログを通じて繋がれたら嬉しいなぁ。
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