歳を重ねるにつれて、ファッションへの関心は薄れてしまいがちになりませんか。
若い時とは違い、家庭や仕事にとファッションにかける支出の構成比も削られていきます。
もう割り切ってユニクロでいいや。と考える人も多いでしょう。
確かにユニクロは、今や素材の質や縫製だけでなく、トレンドをおさえる感度の高さまでレベルが高くなりました。
それをあの価格で実現されては、もはやどこもたちうちできないと感じます。
でも40、50歳で全身ユニクロとまでは割り切れない人も多いでしょう。
仮にトレンドを追い続けても、ある程度 歳を重ねて身につけるブランドだとそれなりの価格で、毎年の出費が大きく負担ですよね。
そう言ったジレンマを解消する方法として、長く着れるブランドをおすすめします。数年ぐらい余裕で着続けられ、年齢も問わないブランド。
そのブランドとはミナペルホネンです。
そういったブランドを着こなすことで、最終的に支出最適化につながります。
なぜミナペルホネンは長く着続けることができるのか、元アパレルメーカーに勤めていた筆者が解説します。
そもそもミナペルホネンとは
1995年に皆川明さんが始めた日本のアパレルブランドです。レディースが中心ですが、メンズもキッズもあります。
生地からデザインする服が特長で、「特別な日常服」をコンセプトとし2020年に創業25年を迎えています。
トレンドを追わないブランド
なぜ、長く着続けられるブランドなのか?1番はトレンドを追わないからだと思います。
トレンドを追わないということは、そのブランドの軸がしっかりしていれば、仮に10年、20年経っても古臭く感じなくなる。
これは簡単なようで、簡単ではないことです。
実際に、ご自身の持っている20年前の服(持っていたらそれはすごいのですが)を今着れるかというと、難しいのではないかと思います。今着るには恥ずかしいデザインだったり、ボロボロになっていたりと。
しかし、ミナペルホネンの服はそれを実現しています。
以前、展覧会で、過去にデザインされた10年、20年前の服と近年の服が同時に並べられていましたが、どれが最近作られたのかが分かりませんでした。
もしデザインが気に入ったなら、流行りに左右されないのでずっと着続けていけると思います。
それなりに傷んできても着続けることを想定している
例えば、オールウェイズという名前のデニムパンツは擦り切れて破れてしまったら、その下から新たなファブリック(生地)があらわれる仕掛けになっています。
全ての服にそんな仕掛けがあるわけではないけれど、そう言った心遣いが魅力的。
長く使ってもらうために修理にも積極的で、長く使うことが嬉しくなるブランドです。
セールをしないブランド
ミナペルホネンはセールをしないブランドです。
1シーズンで色あせてしまうような、役割を終えてしまうような服にしたくないからだそうです。
セールをしないおかげで、価格だけでなく価値が下がらない服になり、結果的にずっと着続けることができる。
とはいえ、決して安くない服なので、セールをして欲しい気持ちにはなります。
しかし、購入した服がセールになることですぐに廃れていって着れなくなることを考えると、それが正解なのだと思います。
デザイナー皆川明さんの本
まとめ
より良いモノを長く使い続ける。
これは、支出の最適化(節約)にもつながりながら、日々を快適に過ごすことのできる生き方だと考えます。
良いモノを良いと感じられるのなら、我慢をして安いモノを買うより、満足度の高い人生になるし、結果的にお金も貯まります。
節約したくても、物欲が強くてなかなかできないという方は、服に限らず何に対しても言えることなので、良いモノを長く使い続ける。を実践してみてください。
全く別ジャンルの「照明」でも同じことが言えます。気になった方はこちらの記事をどうぞ↓
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