おそらくほとんどの人が、吸水性や速乾性を重視し、続いてデザインとくるのではないでしょうか。
そして節約もできるバスマットなら、より魅力的だと思います。
今回の記事では、バスマットを新調したい方へ、バスマットなら珪藻土をおすすめする理由を3つ解説します。
そもそも珪藻土とは
まず珪藻土は、「けいそうど」と読みます。
そして珪藻土とは植物性プランクトンの化石を焼成したものです。目に見えないほどの微細なアナがたくさんあり、そのアナが水や湿気を吸い取ります。
この珪藻土でつくられた製品には、バスマットだけでなく、コースターや傘のスタンド等、様々です。
珪藻土のブランドとしては「soil」が有名です。soilのおかげで、ここまで珪藻土が一般的なものになったと言っても過言ではありません。
それでは、おすすめする3つの理由について解説します。
珪藻土バスマットはベタつかない
これは吸水性、速乾性にあたる部分ですが、今までタオル生地等、繊維のバスマットを使っていた人からすると、人生観変わるぐらい違います。
家族でバスマットを使うとき、スーパー銭湯でバスマットを使うとき、濡れていると不快ではないでしょうか。
せっかくお風呂に入って綺麗になったのに と。
その不快感がなくなります。筆者は以前のものも含めると10年以上愛用していますが、この不快感がなくなる魅力に虜となり、珪藻土バスマット以外は使えなくなってしまいました。
珪藻土バスマットはおしゃれ
バスマットを選ぶときには吸水性、速乾性だけでなく、おしゃれだったら、毎日の入浴タイムもよりリラックスしたものになるのではないでしょうか。
筆者は今、soilのバスマットを使用していますが、シンプルで主張しすぎず、でも珪藻土という素材のおかげでそれなりに存在感があります。
色も淡い色が多く、soilの場合だと全て着色はしておらず、自然素材そのままの色だそうです。
色が違うのは産地による違いになります。
WHITE:秋田県産珪藻土
BLACK:秋田県産珪藻土+炭素系顔料
PINK:石川県産珪藻土
GREEN:秋田県産珪藻土+石川県産浅黄土
このように分かれているようです。
そもそもお風呂場は、遊びにきた友人たちに見せる機会はあまりないかもしれませんが、自己満足度はアップしています。
珪藻土バスマットは節約になる
筆者の使っているバスマットは「soilバスマットライト Sサイズ」で、約6,000円になります。
※サイズによって価格がだいぶ違うので、迷う方も多いかと思いますが、一人暮らしや二人暮らしまでなら、Sサイズで大丈夫だと思います。
普通のタオル地のバスマットなら、1,000〜3,000円ぐらいで手に入れられることを考えると、高く感じると思います。
しかし、珪藻土バスマットは、吸水性が落ちてきたら紙やすりで表面をけずることで、カンタンに復活させることができます。
筆者の経験では、1年半ぐらいに1回手入れをするだけで、ずっと新品同様の使用感を維持できました。
紙やすりの使用方法はこんなカンジ
最近、吸水力が落ちてきたので、紙やすりでメンテナンスしてみました。
メンテナンス前
これは2年弱使用したモノになります。
240番程度の紙やすりで、表面を削ります。素材が柔らかいので、たいして力を入れなくても削れます。
上記の画像のように、結構粉が出ますので、マスクをして外での作業をおすすめします。
完成。
画像では、あまり変わったようには見えず、もっと削った方が良いのかと思いましたが、これでも充分に吸水力は復活しました。
表面が気になる方は、120番等のもう少し目が粗い紙やすりで削ってみてもいいかもしれません。
筆者は下記の紙やすりでやってみました。
そうして手を入れてあげると、5年以上は全然問題なく使えると思います。
すっかり吸水性のなくなったタオル地のものを使い続けたり、頻繁に買い替えるよりは、満足度が高く経済的だと思っています。
たまに紙やすりで手入れをするのは、バスマットを育てているようで、愛着が湧くところもまたいいですよね。
珪藻土バスマットで気をつけること
ここまで珪藻土バスマットの良い点ばかり紹介してきましたが、気をつけておきたいこともあります。
中国産は避けておきたい
中国産の全てが悪いわけではありませんが、2020年末に家具大手のニトリや、ホームセンター大手のカインズで販売されていた珪藻土バスマットにアスベストが混入されていたことが明らかになり、大騒ぎになりました。
中国ではアスベストの使用が禁じられていないことが、一因だったようです。
実は筆者は、元々soil製品を愛用していたのですが、2代目のバスマットには価格の安さに惹かれて、ニトリ製を使用していました。※上記写真は3代目です。
意外と使用感も悪くなかったのですが、アスベスト騒ぎがあり、紙やすりで手入れをする前でよかったと感じました。
価格は当然、安い方がありがたいのですが、安心にお金をかけることも必要だと思い、3代目はアスベスト不使用のsoilを使用しています。
珪藻土バスマットの日々の手入れについて
珪藻土の素材にもよりますが、陰干しや天日干しを適度(月に1回ぐらい)におこない、定期的に乾燥させることが長持ちさせるコツです。
湿ったままの状態は、珪藻土にとってよくありません。
素材によって陰干しと天日干しが分かれるので、気をつけてください。
soil製品だと、バスマットとバスマットスクエアが天日干しで、それ以外のバスマットライト、ウェーブ、アクア、ラージ、GEMシリーズは陰干しになります。
とはいえ、バスマットだけでも様々な種類があるので、いいちいち調べるのがめんどうだという人は、厚さ1センチ以上のものは天日干し、それより薄いものは陰干しという判断方法もあります。※自己責任でお願いしますね。
干し方が分かれている理由は、薄いバスマットを天日干しすると反りの原因になり、反ってしまうと次に使用する際に割れてしまう可能性があるためです。
定期的に干すのが面倒だという人は、使用したらすぐバスマットスタンドで立てかけておくだけでも、効果はあります。
珪藻土バスマットの捨て方
使えなくなったとき、どうやって捨てるのか迷いますよね。
soilオフィシャルサイトによると、陶器と同様にゴミとして廃棄してくださいとのことです。
陶器の扱いはお住まいの市町村によって、異なると思いますのでご確認ください。
でも、捨てようとされている方、少し待ってください。この記事の上に記載している紙やすりで復活できるかもしれません。
SDGsの観点から考えても、節約の面から考えても、今持っているモノを最大限活かすことがベターです。
また、割れた破片を布製などの通気性の高い袋に入れて、乾燥剤として使うことも可能とのことです。
もう再利用しようがない場合は、次は最初からこまめにメンテナンスすることで、長持ちさせることができると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
珪藻土バスマットは、きちんとしたメーカーのものを選べば、非常におすすめできるバスマットだと思います。
吸水性、速乾性が良く、紙やすりで再生可能なのでコストパフォーマンスが高い。
さらに、お手入れも定期的に干すだけなので、手間がかかりません。
冬はちょっと冷たそうな感じもしますが、使う時はお風呂で温まったあとなので、冷たさは気になったことがありません。
もしまだ使ったことがない方は、きっと驚くかと思います。この記事を読んで、新しい体験をしてみようと思っていただければ幸いです!
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